大晦日の夕暮れ。

大川小学校までで我々の行程は時間切れとなり、街灯の明かりがまだ消えたままとなっている被災地を後にし、仙台駅近くの宿舎へと戻って行きました。
そして翌日、兵庫の『懐』本隊チーム・東京杉並チーム・成瀬軍団(仮)は、仙台のホテル前で解散式をしてそれぞれの帰路へとつきます。

参加した全ての者が、色んなコトを学び考えながらの帰路だったと思います。

自分もその帰路から今日まで、気がつけばもう7月となっておりますが、大げさなコトではなく被災地のコトを考えない日はありません。

改めて思うに、被災地の方々がおっしゃる「我々のコトを忘れないで欲しい」「震災のコトを風化させないで欲しい」という思いは、2度とこの国で同じ様な悲しい出来事が起きてはならないという願いでもあると思います。

実際に聞いた仮設でのあるおじさんの話ですが、今回のことで改めて仲間の大切さや当たり前に生活が出来るありがたさなど、震災で多くのモノを失いはしたが、ボランティアを受けて人の優しさや絆の大切さなど、震災を経験したから学べたコトも沢山あるんだ・・・と。

そのお話を聞いて、「生きるというコトはすなわち学ぶというコト」なんだと改めて思わされました。

被災地に支援活動に行く度に、前にも書いたが逆に勇気を貰い,元気を貰い、励まされ、そして最後に改めて学ぶコトの大切さも気づかされます。

長々と続いたこの第4回支援活動リポートも、いい加減今回で最終回としたいと思いますが、しかし実はまだまだまだ書きたいこと、伝えたいことは山ほどあったりします。

でもとりあえずは、今回でいったん締めたいと思います。

現地に直接立ってみれば震災はまだ終わっていないし、復興に向けての努力もまだまだ続いていかないといけない様に、このblogでの被災地のコトや支援活動の話などは、また引き続き書き足していきたいと思います。


最後に、最近あまり聞かなくなったけど、「頑張ろう日本!頑張ろう東北!」というフレーズがありますが、本当に頑張らないといけないのは、いったい誰なんでしょーか?

っと、よく思う時があります。

被災地の方たちはとてつもなく頑張っています。

頑張りすぎているほどに頑張っていると思います。

頑張らないといけないのは、まずは己だと思ってまた明日も生きたいと思います。

本当に長々と続いたこのシリーズを読んで頂いた方々、ありがとうございました。

今日も明日も頑張っていきましょう☆

自分が頑張らないと、東北も元気に出来ないと思います。

自由人☆成瀬昌由