4・9(土)スマイルホテル塩釜宿泊。

晩飯は、子どもNGO「懐」高森代表のお考えのもと、出来るだけ地元でお金を使いたかったので、ホテルフロントにて営業しているお店を教えてもらうコトに。

しかし・・・
震災29日後の塩釜では、ホテル周辺で営業しているお店は3〜4店舗ほど。

ホテルからTELしてもらい、7名OKか問い合わせてもらうと、全てのお店が満席&食材が限られているため断られるコトに。

ラチがあかないので、ホテルを出て車に乗り込み、お店を何軒か回って声をかけてみるが、やはり上記と同じ理由で晩飯には中々あり付けない。

もうこうなっては致し方なし。

途中国道で営業していたコンビニを何件か見掛けていたので、ソチラに今夜のゴハンを託すコトに。


そして訪れた大手コンビニA社。

そこでは・・・
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今まで見たこともないような見事な総完売状態。

弁当・パン・惣菜・飲み物・お菓子などなど。

全てが気持ちのイイほど、一切合切なにもありませんでした。


この状態にめげずに、まだこの先に営業していた大手コンビニB社に向かう。

ここでは運良く、サトウのご飯とレトルトのカレー、インスタントのスープなどを手に入れることに成功しました。
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自分としては観光で来たわけでもないし、自分なりにプロテインと水とシェイカーを持参していたため、いざとなったらそれらでしのぐつもりだったが、ライスカレーと野菜スープ他が食べられただけでも充分満足な夕食となりました♪

食事後、全員で初日の総括をして解散。

部屋に入り、空調がきく部屋・清潔なベッド・地デジTV・シャワートイレなど・・・

この日訪れた避難所を思えば、有り余るありがたい一夜の宿に、自分は“被災者の気持ちになる”コトなど到底出来ないと、

申し訳ない気持ちを抱きながらも、我々の与えられた“役割”をわきまえ、翌日の活動に備えるために、福山さんのラジヲライブを持参の携帯ラジヲで聞きながら就寝しました。


ちなみに・・・

ベッドに横たわりながら、気になっているのは夕方にラジオで聞いた緊急地震速報。

この日の2日前の夜、3/7(木)

東北を震度6強の地震が襲い、成瀬自宅でも強い揺れを感じたコトが頭から離れず、

夜中にこの海から近い場所で強い余震が起こり、もし津波警報がきたとしたら、メンバー全ての部屋を叩き起こして回り、すぐに高台に避難出来るよう携帯のアプリでホテルの現在位置を確認し、東西南北を確かめ、避難方向を把握してから眠りにつきました。


・・・この日

部屋の空調をOFFし、靴下を履いて肌着を厚着し、無我夢中ながらも自分の中ではある程度の“やった感”を得て初日を終えた得たつもりでいました。

そしてそのまま、翌日の活動に備え、06:00のアラームが鳴るまで精一杯まどろみました・・・。

でもその翌日でした・・・。

成瀬昌由