12月に夏先取りです先日日曜日、RINGS時代の後輩“世界のTK高阪”もNHK大河ドラマ『天地人』に山伏の戦闘部隊長「一志太夫」役で出演していましたが、本日はひと月遅れで自分が出演した第十二回「命がけの使者」について。

自分が演じたシーンは殆どが薄暗い場所だったので、放送を見た人達の中には暗くてどの辺にいたのか分かりづらかったという意見もありました。


なのでいまさらながらにご解説いたします。


この放送回の後半、兼続が囚われの身となって牢獄に入れられ、それを外で酒を煽りつつ画面の一番左でニヤニヤと悪い顔で見ています。

その後、兼続を抱えて囲炉裏のある部屋へと連れ出している左側が自分です。
アドリブで「はよ行け!」と言っています。
※この後、兼続をあと2回抱えるのですが、自分は向かって左が基本の立ち位置となりました。

囲炉裏部屋で桑取の長と兼続が対面するシーンでは、いつでもシバける様に兼続の向かって右隣に着座し、威嚇する様に睨んでいます。

その後取り囲む仲間達に「今すぐ叩き斬りますか?」とあざけます。

そして手ぶらで来た兼続に「手土産も持たずに来るとはの」と怒り出し、話をしに来たのだという兼続に「そんな者とは話す気にもなれぬわ(怒)」とブチ切れ、しまいには侍としての誇りを問われると「あ゛〜!」と叫んで蹴っ飛ばすという完全な傍若無人野郎となっています。

シーンが変わり、散々痛めつけた兼続を抱えて長の屋敷前に放り出します。
この時またアドリブで「オラ歩け!」と言っています。

これで自分のセリフのあるシーンは終わりで、この後桑取衆が景勝方に見方する事を決めてからは、着物に赤フンといった桑取ファッションからしっかりとした具足姿に身を改め、再び兼続を担いで景勝の下へと送り帰しています。

アドリブのセリフは全て撮影当日に、演出の方から「桑取衆は正規の侍ではなく山深い里で暮らす屈強で気の荒い郷士達」と言われたので、戦国時代の土佐における一領具足のようだと思い、役になりきってやってみました。

ちなみにセリフの言い回しは、映画ビーバップハイスクール「高校与太郎哀歌」の城東のテルをイメージ。

セリフが主役を含めた他の役者達との掛け合いだったので、セリフを噛んだりタイミングを間違えると迷惑を掛けると思い「逃げちゃダメだ!×2」と、とにかく久しぶりに緊張しましたが、何とか一度もNGにならずに言い切る事が出来ました。

数年前に役者が格闘技の大会に出ましたが、逆の立場だけどその役者さんの気持ちが今更ながらに分かったと思ったお芝居の仕事でした。

まあでもとにかく何回も書いているけど、歴史ヲタクの俺にとっては緊張したけどとにかく楽しい経験となったNHK大河ドラマ天地人出演でした。



忙しさに感けてこのBlogがこんなに遅くなってスミマセンでした。

本日のBlogは、是非録画して消さずに取ってある天地人12話を見ながらか、ない人は是非NHKオンデマンドでご覧頂きたいと思います。

☆自由人☆